今回から2回にわけて、atelier shimuraのなかから、
5人のつくり手のみなさんにお話をきいていきます。
(もっといらっしゃるのですが、代表して。)
取材チームの目には、みなさんがとてもたのしそうに、
まっすぐに、でもきちんと悩みながら、それを解決して、
前にすすんでいるように見えました。
仕事はとても忙しく、「染めていればいい」
「織っていればいい」というものではないようです。
新商品の開発、そのための連携、外部との連絡、
資料をつくったりウエブページをかんがえたり。
洋子さん、昌司さん、宏さんと密にやりとりしながら、
atelier shimuraを立ち上げる現場は、
ほんとうに活気にみちています。
それもそのはず、工房の「弟子」であると同時に、
みんな、atelier shimuraのこれからをしょって立つ
だいじなメンバーでもあるのですから。
さて、インタビューの質問は、
「なぜ、みなさんは、ここにいるのですか?」
というものでした。
出身地も経歴もばらばらなみなさんが、
なぜここにいるんだろうということに、
強く興味があったからです。
また、取材をしていて感じたのですが、
atelier shimuraは洋子さん、昌司さん、
宏さんはもちろんのこと、
みなさんが自分のことばで、自分の考えを、
きちんと伝えてくださいます。
これについて、いちばん先輩の吉水まどかさんに
その秘密を訊いたところ、
どうやら、洋子先生が
日々の(自然な)トレーニングを
してくださっているらしい、とわかりました。
まずはそんなお話から、
いちばん先輩である吉水まどかさんに。
そしてみなさんにも、
「なぜ、ここにいるのですか?」
という質問に答えていただきました。