もくじ
第1回私のともだちを紹介します 2016-12-06-Tue
第2回アイスホッケーと出会う 2016-12-06-Tue
第3回真摯さを大切にして 2016-12-06-Tue
第4回合わせる側だった中学時代 2016-12-06-Tue
第5回まじめだって思われたい 2016-12-06-Tue
第6回アイスホッケーはずっと好き 2016-12-06-Tue

1994年7月生まれ。
トーキョー生まれのトーキョー育ちですが、人生はほんのりいばらき風味。
22歳の大学生で、弟が2人います。

私のともだちを紹介します。

私のともだちを紹介します。

担当・ユウコ

第3回 真摯さを大切にして

——
中学校では軟式テニスをやってたんだよね?
ヒロミ
そのときの先生には、いまも結構影響を受けてるとおもう。
——
どんな先生だったの?
ヒロミ
美術の先生なんだけど、生徒指導の担当で、いつもジャージだしすごく厳しくて。
——
美術の先生って学校の先生の中だと比較的アナーキーな人の多いイメージだけれど、まったくそんなこともなく?
ヒロミ
うん。授業中は優しかったけど、部活になると全然ほめられなくて。
でも、応援してくれる人のためにも、きちんと真摯さとかやる気をもって競技と向き合う、っていう姿勢はやっぱりそこで教えられた気がする。
——
勝つってだけじゃなくて、その、勝ち方も大事だっていうこと?
ヒロミ
そうそう。今でも、勝たないと後悔するから、もちろん勝つことは大事だと思ってるんだけど、それ以前に勝ち負け以上に大事なものっていうのもあって。勝ちばかりにこだわって他のことをすべてないがしろにするのは違うのかなって。そういう考え方は先生の影響が大きいかも。
——
それは、今の部活に取り組む姿勢にも表れてたりする?
ヒロミ
真摯さっていう面に関しては。負けたらやっぱりその結果をきちんと受け止めなくちゃいけないって思ってる。負けたのにへらへらするなって怒られたりしたこともあったし。
——
そこから逃げたりしたくなることは?負けを認めるっていうのはすごく体力も気持ちも必要なことだと思うんだけど。私すごく苦手で。すぐ、心の中で言い訳とかしちゃう。
ヒロミ
うーん。もしかしたら、失敗を気にしすぎる面もあるかもしれないって思うけど、怒られたところは挽回しなくちゃって思うから、むしろ頑張る。
——
はあー。なるほど。
ヒロミ
いろいろな気にしすぎたかもしれない結果で、今のほかの人との関係があるわけで。ちゃんと真面目にやってきた自分だからこそ評価されたり、信頼されたりしてきたことがたくさんあると思ってるから。
——
ひたむきに、やってきたと。
ヒロミ
そう。授業とかも、テスト一発で成績が決まるのよりも、レポートを出席ごとに出して、コツコツやることのほうが得意(笑)。あと、練習休んだなって思われるのが嫌で。
——
と、いうと?
ヒロミ
男子部でマネージャーやりながら、女子部でプレーヤーをするとなると、やっぱりほかの女子のプレーヤーとも練習量に差はできるから、いける練習は全部行こうって。
——
皆勤賞をねらって。
ヒロミ
うん(笑)。だらだら行くの意味ないって思ってるし。
気分のらないってときもあったけど、ずっといってて、気分乗らないから練習行かないっていうのは、一回やすむとずるずる休み癖つくのかなあとか、ほかの人に休んだなって思われるのかなあとかも思うし。
もしかしたら、その行かなかった一回で何かを得られるかもしれないし。
——
なるほどー。それで、毎日毎日アイスホッケーに触れ続けた、と。
ヒロミ
負けず嫌いなんだと思うよ。
男子部の同期と同じ土俵に立つために、マネージャーとしてもホッケーに対する時間のかけ方はちゃんとしようって思ってたし。プレーしてる女子部においては、姿勢を見せるっていうのもそうだけど、4年生になるにあたって一番うまい存在でありたいと思ってたから。
——
いやあ、すごいんだけど、
でも聞けば聞くほど、聖人みたいになっていくというか・・・・。
第4回 合わせる側だった中学時代