私のともだちを紹介します。
担当・ユウコ
第4回 合わせる側だった中学時代
- ヒロミ
- 中学のころに、部活で市の推薦メンバーに選んでもらえたことがあって。自分たちは試合での結果よりも、日ごろの取り組みへの姿勢を評価されて推薦してもらえたんだけど、練習の認識でほかの推薦のメンバーとちがうことがあって、。私は休みたくなかったけど、ほかの人は忙しいから休みたい、みたいなことをほかの推薦メンバーに言われたんだよね。
- ——
- 練習にいくな、みたいなこと?
- ヒロミ
- そう。私は行きたいと思ってたけど、やっぱりそれを周りにはいえなかったりとかして。
- ——
- 周りに合わせてた部分が、あったと。
- ヒロミ
- うん。自分のやりたいことと、周りがやりたいことが違うときに、どうしたらいいかわからなくて、自分の中でうまくいかない。みたいなことは結構あったかも。
- ——
- 今の雰囲気からはわからないね。なんか意外だわ。
- ヒロミ
- もちろん、中学の時に仲良くて、いまだに交流が続く子もいるんだけど。成人式後に会ってお茶した友達もいたし。
でもやっぱり全員と仲良くっていうわけには中学生のときはいかなくて、そこは高校生になって少し楽になったというか。やっぱりあの時は大変だったかなあ。
- ——
- 苦手な人と仲良くできないっていうのは私も中学校の時に思い当たる節がすごくある。自分でいうのもなんだけど、勉強がそこそこできた分、私の場合は余計鼻につくやつだったんだろうなあって。特に正義感も責任感もあのころは今よりずっと強かったから。
- ヒロミ
- そうなんだ。
- ——
- うん。そういう面が強すぎて、テニス全然うまくないのに、部活で部長やってたりしたんだけど、人と喧嘩したり、険悪になったりすることは今よりも全然多かった。うまくいかないことを、自分の気持ちを人にわかるように伝えるところから逃げて、まじめさのせいにしてた時期も結構長くて。まじめだねって言われること自体がすごくいやだった時期とかもあったなよ。
今だからこれもすらすら言えるけど、当時はすごく苦しかった。
- ヒロミ
- そっか、なんかユウコがそんな感じだったっていう方が意外かも。
- ユウコ
- 割と似通った道を歩んできたのかもね。