そもそも「いか文庫」とは何なのか?
それがわからないと、何が何やら・・・だと思うので、
これまでどんなことをやって来たのか?を、
少し具体的にお話します。
一番多くやって来たことは、本屋さんに「本棚」を借りて、
期間限定の「いか文庫フェア」を開催することです。
↑吉祥寺・ブックスルーエさんで開催した、一番最初の本屋さんフェア
まずはテーマを考え、そのテーマに合わせた本を選び、
選んだ本を、本屋さんに仕入れてもらいます。
本が届いたら、借りた棚に本を並べ、
POP(本の紹介文を書いて貼ってあるもの)をつけて
コーナーを完成させます。
トートバックやバッチなど、オリジナルグッズも作っているので、
それも一緒に並べさせてもらいます。
フェアが始まったら、SNSで告知をしたり、
「お店番」と称した接客をしに行ったり、
本を買ってくれた方に特典をプレゼントしたりして、
フェアを盛り上げます。
上の写真のフェアのテーマは、「エアほにゃららの世界」。
読むだけで夏フェスに行ったような気持ちになれる本、
読むだけで聖地巡礼した気持ちになれる本、
架空のバンドが出て来る小説など、
エアで○○した気持ちになれる本や、
架空の世界が広がる本を選びました。
それ以外にも、
ダイオウイカブームが到来した年には、
深海をテーマにしたフェアを。
ビルの10階にある本屋さんでは、そこを秘密基地と見立て、
秘密をテーマにした本を選んだフェアなども行いました。
お店がない「エア本屋」だから、
どこにでも開店できるという利点を使って、
駅で配布されている冊子や、漫画専門のWEBサイトなどで、
本を紹介する連載をしたりもしています。
普段本屋さんに行く習慣がない人でも、
「思わず読んでみたい本に出会っちゃった。」
そう思ってもらえるようなアイデアを日々考えて、
実行に移していくのが、私たちの仕事です。
あ、そうそう、毎朝Twitterで、
「今日も開店しました」
と、どこかで開店しているつもりで呟くのも、
日々の業務の一つ。
開店して5年、他にも色々なことをやって来たのですが、
それは、今回のテーマである「いか文庫バイトちゃん」の
話をしながら紹介したいと思います。