腕だけで「2.4メートル」もある
謎の恐竜・デイノケイルスや
日本最大の全身骨格・むかわ竜など、
次々とすごい発掘をしてきた
恐竜研究者・小林快次さんは、
子どものころから大の恐竜好き‥‥
なんかじゃ、ぜんぜんなかった!
それどころか、
やりたいことが見つからず、
もがき苦しむ青春を送っていました。
おなじ悩みを持つ若人に、
ぜひとも、読んでほしいと思います。
もちろん恐竜のお話も、たっぷりと。
(もともとその取材だったんです)
担当は「ほぼ日」奥野です。
小林快次(こばやし・よしつぐ)
1971年、福井県生まれ。
米国の大学で学部を卒業し、博士号も取得する。
現在、北海道大学総合博物館教授。
恐竜の進化、生活復元、生活地域や移動等、
多岐にわたって研究している。
「恐竜がどうやって鳥に進化したのか」や
「北極圏のような
厳しい環境にどうやって棲めたのか」など、
恐竜について多くのテーマを追求している。
近著に
『恐竜まみれ:発掘現場は今日も命がけ』(新潮社)、
『ぼくは恐竜探険家』(講談社)、
『化石ハンター 恐竜少年じゃなかった僕は
なぜ恐竜学者になったのか?』
(PHP研究者)などがある。
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デイノケイルスが!むかわ竜が!
恐竜博2019、開催中。小林快次先生が中心となって発掘調査した
「ナゾの恐竜・デイノケイルス」と、
日本の古生物学史上、
最も完全な形で発掘された「むかわ竜」の
全身骨格が、
現在開催中「恐竜博」で公開されています。
とくに、
ギリシャ語で「恐ろしい手」という意味の
デイノケイルスの大きさは、
全長約11メートル、高さ約4.5メートル!
「こんな生き物が本当にいたのか‥‥」と、
ある意味ボンヤリしてしまいました。
会場は、東京・上野にある国立科学博物館。
夏休みの子どもたちで一杯だと思いますが、
あの大きさ‥‥直に体感してほしいです。
開館時間や休館日、チケット情報など、
詳しいことは、公式サイトでご確認を。また、小林先生の新著もぞくぞく刊行中。
アラスカでグリズリーと出くわすという
ハラハラドキドキな場面からはじまる
新潮社の『恐竜まみれ』と、
この連載にも通じる内容の
PHP研究所の『化石ハンター』です。
どっちもおもしろいですので、ぜひとも!