ラグビーを語ろうか。
中竹竜二×生島淳×糸井重里
2019年
ラグビーを観ていると、絶えずドラマがあります。
痛いに決まってるし、想像よりもずっと怖いでしょう。
どっちへ転がるかもわからない形のボールを蹴って、
つかんで走って邪魔されてまた走って転んで押して、
ゴールしているって、これ、すごいことですよね。
ラグビーのおもしろさを知ったぼくは、
「にわか」だから、とんちんかんな疑問もいだきます。
感じたことを、率直に喜びとともに伝えられます。
たのしいとか、嬉しいっていう感情は、
にわかでも、にわかじゃなくても、
共通することがいっぱいあると思うんです。
2019年はワールドカップが日本に来る特別な年ですから、
なんとなく通り過ぎて終わっちゃうのはさみしい。
観客のぼくらにとっては、ワールドカップは
高みの見物のできる「遊び」のひとつですよね。
でも!
それは、うまい飯以上にだいじで、素晴らしい遊びです。
「あの年にワールドカップがあったんだよ。
あのときは、おもしろかったよね!」なんて、
息を荒げて共に話せるようになれたらうれしいです。
にわかも、オタクも、選手も、関係者も、通行人も、
いっしょにたのしめるのが最高です。
糸井重里