画家・山口晃さんに訊く「創作論」です。
2013年の春先に
「技術とは、なぜ、磨かれなければならないか」
と題して連載し、
好評を得たコンテンツの続編でありつつ、
その枠に収まることなく縱橫に広がっていく
第一級の「つくるとは、何か」論。
絵や美術を志す人はもちろん、
真剣にものをつくっている人、
真剣に人生に向き合っている人には、
きっと、何かが、突き刺さると思います。
対象をじっと見て、感じ、手を動かし、また見、
そうしてうまれた自分の作品に、
ひっきりなしに裏切られながらも、つくる。
絵を描くということが、
こんなにもスリルに満ちた営みだったとは。
担当は「ほぼ日」奥野です。お楽しみください。
大変「ゆるい」絵と文章で画伯の日常を綴った
人気の漫画エッセイ
『すゞしろ日記』の第「参」巻が発売中です。
あいかわらずの、この、ほのぼの感。
しかしながら、この絵の裏には
名刀のように磨き抜かれた「技術」が
横たわっていると思うと....ぶるっとしますね。
山口さんの書く「字」もよくて、
「ああ、ひらがなというのは、
たしかに、漢字からなりたっているのだなあ」
ということが、よくわかります。
3月3日からNADiff apartで開催される
展覧会『すゞしろ日記』のプレスリリースには
「大根と云う野暮ったい響きを、
すゞしろと美しげに言いかえる様に、
味気ない日常を賑やかしく妄想する」という
山口さんの思いが見え、
「ああ、まさに!」と、ひざを打つ思いでした。
また、この1月まで森美術館で開催され、
大好評だった「THE ドラえもん展」が
3月16日~5月6日、富山県の高岡市に巡回。
山口さんの他、会田誠さん、村上隆さん、
奈良美智さん、梅佳代さん、しりあがり寿さん、
増田セバスチャンさん....と豪華せいぞろい。
北陸地方のみなさん、ぜひとも!