「ツーソン」にある「ヌスットひろば」では、
“あじつけこもの”が登場する。
「ケチャップ」、「こなざとう」、
「チョコチップ」、「コンデンスミルク」、
「あおのり」、「タバスコ」、「しお」。
なんと、調味料を売っているのである。
例えば、「チョコチップ」を持っている状態で
「クッキー」を食べると、
自動的に「クッキー」に「チョコチップ」を
かけて食べてくれるのだ。
相性のいい調味料だと、回復量が増える。
これらの調味料は、
単体で食べても少しだけHPを回復できる。
回復量は6。
「オネット」の街で散々食べてきた
「クッキー」と同じ回復量である。
単体で食べてもおいしい、優れた調味料なのだろう。
そんなことを考えながら先に進めていると、
フィールドBGMの後ろで、
なにやらピヨピヨと音が鳴り始めた。
周囲を見渡しても特に変わったことはない。
気のせいかと思ってそのまま歩みを進めると、
今度はコッココッコと音がする。
ここでようやく思い出した。
「ヌスットひろば」で買った「うみたてたまご」が、
ひよこになり、にわとりに成長してしまったのだ。
こうなったらもう、食べることはできない。
「うみたてたまご」は
短い時間しかその姿を保たないため、
回復アイテムとしてはほとんど使えないのだ。
卵が好きな私は、『MOTHER2』を何度やっても、
ここだけはすっかり忘れて買ってしまう。
(続きます。次は「青いうみたてたまご」)