これは『ほぼ日刊イトイ新聞』が主催する
「ほぼ日の塾」での課題として書いた連載です。
舞台裏のことを書いてしまうかどうかについては
とても悩みましたが、
なんらかの連なりの最終回というのは、
さまざまな反則めいたものが乱暴に提示され、
受け手の厚意によって許容されることも珍しくないから、
無神経を装いながら厚かましく書いてみることにしました。
「なんらかの連なり~」以降の言葉はすべて、
「ほぼ日の塾」の講師である
永田泰大さんの受け売りです。
ほぼ日乗組員の永田さんは、
13年前の6月19日から、
『MOTHER』と『MOTHER2』のプレイ日記を
書き始めました。
「なんらかの連なり~」は、
このプレイ日記の最終回で
書かれていたフレーズ。
13年前、私は夢中になってこの日記を読みました。
まだ『ほぼ日刊イトイ新聞』というサイトの存在を
知らなかった当時、
『MOTHER』や『MOTHER2』のことを
調べていた中で辿り着いたのがこの日記です。
インターネット上の日記なので、
今でも【ポケットに『MOTHER』。~『MOTHER1+2』プレイ日記~】は
当時のままですが、
擦り切れるまで、
ぼろぼろになるまで、
手垢がつくまで、
読みました。
『MOTHER2』というゲームを、
少しでも多くの人がプレイすればいいのに。
この永田さんのプレイ日記を、
少しでも多くの人が読めばいいのに。
大好きなゲームについて書くことができて、
とてもうれしかったです。
大好きなプレイ日記からヒントを得たものを
大好きな「ほぼ日」の場に書かせてもらえて、
とてもうれしかったです。
明日の朝ごはんに、
バターロールでも買ってこようと思います。
しお、じゃなくて、こなざとうでもかけようかな。
2016年6月 朝井麻由美