もくじ
第1回「うれしい」ってなんだろう? 2016-06-28-Tue
第2回遠山正道の「うれしい」。 2016-06-28-Tue
第3回狩野岳朗の「うれしい」。 2016-06-28-Tue
第4回伊藤信吾の「うれしい」。 2016-06-28-Tue
第5回内沼晋太郎の「うれしい」。 2016-06-28-Tue
第6回牧野圭太の「うれしい」。 2016-06-28-Tue
第7回「うれしい」が教えてくれること。 2016-06-28-Tue

1987年生まれ。
茨城県出身、
東京都在住。

散歩、長風呂、
同じ本を繰り返し
読むのが好き。

第2回 遠山正道の「うれしい」。

食べるスープ専門店「Soup Stock Tokyo」。
たくさんのスープの中からお気に入りを選んで、
シンプルで温かみのある店内で、ゆっくり食べることができる。

「Soup Stock Tokyo」の創設者、
株式会社スマイルズ代表 遠山正道さんに
「うれしい」について聞いてみたいと思います。


《遠山正道(とおやま・まさみち) プロフィール》
株式会社スマイルズ 代表

1962年東京都生まれ。
慶應義塾大学商学部卒業後、85年三菱商事株式会社入社。
2000年株式会社スマイルズを設立、代表取締役社長に就任。
現在、「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」のほか、
「giraffe(ジラフ)」、「PASS THE BATON(パスザバトン)」
「100本のスプーン」を展開。

「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、
既成概念や業界の枠にとらわれず、
現代の新しい生活の在り方を提案している。

近著に『成功することを決めた』(新潮文庫)、
『やりたいことをやるビジネスモデル-
PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)がある。

Smiles : http://www.smiles.co.jp/
Soup Stock Tokyo : http://www.soup-stock-tokyo.com/
giraffe :http://giraffe-tie.com/
PASS THE BATON: http://www.pass-the-baton.com
100本のスプーン: http://100spoons.com/
遠山正道のブログ: http://toyama.smiles.co.jp/

飲食、リサイクル、さまざまな出資事業、
遠山さんの手がける仕事は多岐に渡りますが、
すべてにおいて「人」がいる感じ、
「ないがしろにされていない」という印象を受けます。

だから、中を見ると空洞じゃなく、みっちりと熱量が詰まっていて、
事業の一つ一つに、僕は「うれしい」を感じてきました。

遠山さんの「うれしい」とは、いったいどんなものなのでしょうか。


《「うれしい」についての3つの質問》
スマイルズ代表 遠山正道

1.あなたはどんな時に「うれしい」と感じますか?
例えば、最近あった「うれしい 」を教えてください。

最近「レモンのお洋服」を作ったのが「とてもうれしかった」

2.「うれしい」に出会う、または「うれしい」をつくるために、
ふだんから意識されていることはありますか?

生のレモンに、ニットで洋服をつくった。
何の役にも立たないが、とても素敵でかわいいものができた。
何の役にも立たない、イコール誰も考え付かないものを
考え付くことができたのが「うれしい」
その意味では、よい裏切り。

3.「うれしい」を言葉で表すと、どんなふうになりますか?
パッと浮かんだ単語でも、文章でも結構です。

うほうほ

小踊り

ハイタッチ

これをつなげるならば、
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪

…レモンのお洋服?うほうほ?
「うれしい」とは、うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪…?

…よくわからないけど、とにかく「うれしい」感じがします。

ええっと、とりあえず一度、声に出してみませんか?
あ、周りに人がいないか、確認してからにしてくださいね。

いきますよ、はい、せーの!

うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪

…ふふふ、すいません、でも楽しい。
理屈じゃなく、「うれしい」気持ちになってきました。

そしてもうひとつ、心に刺さってくる言葉があります。

誰も考え付かないものを考え付くことができたのが「うれしい」
その意味では、よい裏切り。

にこっと笑顔で、「ねぇこれどうかな?」と
世の中になにかを差し出してみる。
それが、大きいか小さいかは別にして、
差し出すこと自体がとても「うれしい」ことなんだと思います。

また、レモンについてスタッフの方に伺ってみると、
7月18日より夏の会期がスタートする「瀬戸内国際芸術祭」に
スマイルズがアーティストとして参加。
作品名は「檸檬ホテル」で、その名の通り檸檬をモチーフに、
宿泊施設を兼ねたアート作品を予定されているそうで、
「レモンのお洋服」はどうやらその過程で生まれたものだそうです。

ちなみにその「レモンのお洋服」、
せっかくなので見せていただきました。


…うわぁ、かわいい!
「うれしい」ってレモン色なのかもしれない。

1回目から、いろんな「うれしい」がでてきました。
次はどんな「うれしい」に出会えるのでしょうか。

あ、最後にもう一回だけいいですか?
くせになってきました。
いきます、はい、せーの!

うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪

《第3回に続きます》

第3回 狩野岳朗の「うれしい」。