食べるスープ専門店「Soup Stock Tokyo」。
たくさんのスープの中からお気に入りを選んで、
シンプルで温かみのある店内で、ゆっくり食べることができる。
「Soup Stock Tokyo」の創設者、
株式会社スマイルズ代表 遠山正道さんに
「うれしい」について聞いてみたいと思います。
《遠山正道(とおやま・まさみち) プロフィール》
株式会社スマイルズ 代表
1962年東京都生まれ。
慶應義塾大学商学部卒業後、85年三菱商事株式会社入社。
2000年株式会社スマイルズを設立、代表取締役社長に就任。
現在、「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」のほか、
「giraffe(ジラフ)」、「PASS THE BATON(パスザバトン)」
「100本のスプーン」を展開。
「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、
既成概念や業界の枠にとらわれず、
現代の新しい生活の在り方を提案している。
近著に『成功することを決めた』(新潮文庫)、
『やりたいことをやるビジネスモデル-
PASS THE BATONの軌跡』(弘文堂)がある。
Smiles : http://www.smiles.co.jp/
Soup Stock Tokyo : http://www.soup-stock-tokyo.com/
giraffe :http://giraffe-tie.com/
PASS THE BATON: http://www.pass-the-baton.com
100本のスプーン: http://100spoons.com/
遠山正道のブログ: http://toyama.smiles.co.jp/
飲食、リサイクル、さまざまな出資事業、
遠山さんの手がける仕事は多岐に渡りますが、
すべてにおいて「人」がいる感じ、
「ないがしろにされていない」という印象を受けます。
だから、中を見ると空洞じゃなく、みっちりと熱量が詰まっていて、
事業の一つ一つに、僕は「うれしい」を感じてきました。
遠山さんの「うれしい」とは、いったいどんなものなのでしょうか。
《「うれしい」についての3つの質問》
スマイルズ代表 遠山正道
1.あなたはどんな時に「うれしい」と感じますか?
例えば、最近あった「うれしい 」を教えてください。
最近「レモンのお洋服」を作ったのが「とてもうれしかった」
2.「うれしい」に出会う、または「うれしい」をつくるために、
ふだんから意識されていることはありますか?
生のレモンに、ニットで洋服をつくった。
何の役にも立たないが、とても素敵でかわいいものができた。
何の役にも立たない、イコール誰も考え付かないものを
考え付くことができたのが「うれしい」
その意味では、よい裏切り。
3.「うれしい」を言葉で表すと、どんなふうになりますか?
パッと浮かんだ単語でも、文章でも結構です。
うほうほ
小踊り
ハイタッチ
これをつなげるならば、
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪
…レモンのお洋服?うほうほ?
「うれしい」とは、うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪…?
…よくわからないけど、とにかく「うれしい」感じがします。
ええっと、とりあえず一度、声に出してみませんか?
あ、周りに人がいないか、確認してからにしてくださいね。
いきますよ、はい、せーの!
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪
…ふふふ、すいません、でも楽しい。
理屈じゃなく、「うれしい」気持ちになってきました。
そしてもうひとつ、心に刺さってくる言葉があります。
誰も考え付かないものを考え付くことができたのが「うれしい」
その意味では、よい裏切り。
にこっと笑顔で、「ねぇこれどうかな?」と
世の中になにかを差し出してみる。
それが、大きいか小さいかは別にして、
差し出すこと自体がとても「うれしい」ことなんだと思います。
また、レモンについてスタッフの方に伺ってみると、
7月18日より夏の会期がスタートする「瀬戸内国際芸術祭」に
スマイルズがアーティストとして参加。
作品名は「檸檬ホテル」で、その名の通り檸檬をモチーフに、
宿泊施設を兼ねたアート作品を予定されているそうで、
「レモンのお洋服」はどうやらその過程で生まれたものだそうです。
ちなみにその「レモンのお洋服」、
せっかくなので見せていただきました。
…うわぁ、かわいい!
「うれしい」ってレモン色なのかもしれない。
1回目から、いろんな「うれしい」がでてきました。
次はどんな「うれしい」に出会えるのでしょうか。
あ、最後にもう一回だけいいですか?
くせになってきました。
いきます、はい、せーの!
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪
うほうほ、小躍り、ハイタッチ♪
《第3回に続きます》