「うれしい」ってなんだろう?
それを考えるために、5名の方にご協力いただき、
《「うれしい」についての3つの質問》にお答えいただきました。
遠山正道さん、
狩野岳朗さん、
伊藤信吾さん、
内沼晋太郎さん、
牧野圭太さん。
本当にありがとうございました。
もちろんすべて違う言葉の、5名の方の「うれしい」は、
どこか、深いところでは通じ合っているように思いました。
それは、「うれしい」には2つの側面があるということ。
ひとつは、「差し出すこと」。
誰に頼まれたわけでもないけど、自分からやってみる。
身を投じてみる。
相手にどう思われるか、結果が出ないのではないか、
などと、考えてしまうかもしれない。
だから、自分から差し出すことは、
とても勇気が要ることなのだと思います。
でも、出し惜しみをせず、自分から差し出してみる。
その先にはきっと、「うれしい」が待っているはずです。
もうひとつは、「受け取ること」。
誰かが差し出すことに対して、正面から受け取る姿勢でいること。
5名の方に僕が差し出した質問を受け取ってもらえたこと。
そして、みなさんからの回答を受け取り、
それに真剣に取り組んで試行錯誤できたことは、
とても「うれしかった」。
みなさんの姿勢から「受け取ること」が
「うれしい」ことなのだと教えてもらいました。
「差し出す」勇気を持つことと、「受け取る」姿勢でいること。
これから、僕はこれを「うれしい」の中身にして、
毎日を過ごしてみようと思います。
「うれしい」が教えてくれること。
「うれしい」ってなんだろう?という答えは、
きっと、その時々で変わっていくものでしょう。
でも、なにを「うれしい」とするかは、
「自分がなにを大切にしているか」と同じことなのかもしれません。
たとえば、差し出すことが「うれしい」と感じるならば、
その方は、自分から発信することを大切にしていることでしょう。
「うれしい」が教えてくれるのは、
自分がなにを大切にしているかということ。
「うれしい」ってなんだろう?
ここから、「あなたがなにを大切にしているか」を
考えるきっかけになれば幸いです。
これで、この連載を終わりにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
《終わります》