23年続く『家族に乾杯』、スジナシ、鶴瓶噺、
無学の会、50歳から始めた落語……。
笑福亭鶴瓶さんは、
「人が決めたことはできない。
つねに「おもろいほう」を取ろうと、
自分でやりたいことを決めてきた」と話します。
このたび、6月28日に開校するほぼ日の學校で、
授業をしてくださる鶴瓶さん。
笑いでいっぱいだった
糸井との打ち合わせの様子から、
鶴瓶さんの「おもろい」を探っていきます。
(鶴瓶さんの授業公開は夏頃を予定しています。)

>笑福亭鶴瓶さんのプロフィール

笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)

1951年12月23日生まれ。69歳。
本名は駿河学(するがまなぶ)。
昭和47年2月14日、六代目笑福亭松鶴に弟子入りし、
昭和47年上方落語協会会員として登録。
落語家、タレント、俳優、司会者、
ラジオパーソナリティなど、
さまざまな分野の第一線で活躍中。
笑福亭鶴瓶さん公式サイト、
「つるべ.net」はこちらから。

  • 笑福亭鶴瓶さんを17年間撮影した、
    ドキュメンタリー映画が7月に劇場公開されます。
    取材ノートは34冊、カメラを回した時間は1600時間。
    ふだん鶴瓶さんがテレビで見せることのない、
    ストイックで複雑で、恐ろしささえも感じる一面が垣間見える、
    濃厚で、すぐには消化できない凄みがある作品でした。
    肝になるのは、上方落語の最高傑作とよばれる「らくだ」。
    師匠である笑福亭松鶴の代名詞であり、
    鶴瓶さんは本作で全国ツアーをまわっています。
    日常の出来事を2時間しゃべり倒す鶴瓶噺も、
    50歳から始められた落語も、
    すべてに全力で懸命でやさしくて
    たとえようのない大きなエネルギーを放出する舞台を前に、
    いつも、笑いながら泣いてしまいます。
    映画でも、「らくだ」や師匠や鶴瓶さんの日常が交錯しながら、
    今現在に至るまでの止まることのない歩みが映し出されていて、
    また、笑って泣いてしまいました。
    本作は、コロナ禍で窮地に立たされている映画館に
    無償で提供する目的で製作されており、
    入場料は、すべて映画館の収益になるという新しい試みです。

    映画に合わせて、ほぼ同じ歳月をかけて鶴瓶さんを観察されてきた
    写真家・大西二仕男さんの写真展も開催されます。
    舞台でみせる表の顔と楽屋でみせる裏の顔、
    鶴瓶さんの究極のひとり芝居を物語る渾身の80点が展示されます。

    ●映画『バケモン』2021年7月2日全国劇場で公開
    http://bakemon-movie.com/

    撮影・編集・構成・演出:山根真吾
    ナレーション:香川照之/音楽:服部隆之
    企画・プロデューサー:千佐隆智/プロデューサー:井上啓子/企画協力:吉田佳代
    書:大木明子/写真:大西二士男/マネージメント:宇木正大/アシスタント・プロデューサー:藤井愛子
    撮影:津村和比古、山本景三、加藤智則、倉田修次/編集:青木観帆/演出補:百田綾香、中城よし子、小林清香
    2021年日本/1時間59分59秒/ビスタ・サイズ/5.1chサラウンド/制作:クリエイティブネクサス/配給協力:アスミック・エース/製作・配給:デンナーシステムズ

    ●映画『バケモン』公開記念・大西二士男写真展
    笑福亭鶴瓶 17 年の観察記「ウラとオモテと本当の顔」
    開催期間は7月14日(火)〜28日(水)、
    渋谷のJINNAN HOUSE内 HAUS STUDIO
    (東京都都渋谷区神南1丁目2ー5)にて開催されます。