こちらが「ほぼ日」の近所にある、
「一風堂」南青山店の入り口です。
上の看板をよく見ると‥‥。
「IPPUDO」の下に「蕎麦COMBO」という店名がもうひとつ。
階段をおりて「一風堂」に入ると、こんな矢印が。
ショップインショップのスタイルなので、
「一風堂」の中に、さらに入り口があるわけです。
矢印のほうへ進みましょう。
これが「蕎麦COMBO」の入り口。
最初にこれを見たときは、
驚きましたし、不思議な感覚でした。
いつも来ているラーメン屋さんの中に、
ある日突然ちがうお店の入り口ができていて、
しかもそこには「蕎麦」って書いてある‥‥。
「え? え? え?」
と混乱しながら中に入って、またちょっとびっくり。
「蕎麦」なのに、こういう雰囲気ですから。
これがメニュー。
「B級もつ煮ソバ」、「パクチーソバ」、
「イモ天ソバ」、「スパイシー坦坦ソバ」などなど。
ふつうの蕎麦屋さんの品書きとは、
ずいぶんちがう名前が並んでいます。
この日取材にお邪魔した3名の乗組員は、
「パクチ−」「スパイシー坦坦」「イモ天」
という3種類の蕎麦をオーダーしました。
待ってるあいだに、メニューの裏にある
「蕎麦COMBO」についての説明を読みます。
※クリックで大きな画像をご覧いただけます
「テーマは、“もしラーメン屋が勢い余って
蕎麦屋を出したら”である。」
からはじまる、
このお店の「前書き」のような文章です。
壁を見れば、ワインのメニュー‥‥。
カウンターには‥‥チーズ?
いったいどこまで
「蕎麦屋」っぽくなくなるんでしょう‥‥?
ほら、この写真、これ蕎麦屋さんのカウンターですよ?
何度か来ているお店ですが、
「やっぱりここ、ふしぎな場所だよねぇ」
などと話しているうちに、
お蕎麦が完成。
ご覧ください。
まずは「パクチーソバ」。
パクチーと水菜で、蕎麦が見えないほどです。
つづいて、「スパイシー坦坦ソバ」。
蕎麦の上に、そぼろがたっぷりのっています。
これは、坦坦スープで。
そして、「イモ天ソバ」。
基本的に、つけ汁は「一風堂」のスープ。
冷たい蕎麦を、あたたかいつけ汁で食べます。
奥のイモ天の左に、
白いミルクピッチャーがありますよね。
これにはハチミツが入っています。
2枚のイモ天のうち、
1枚は蕎麦といっしょに食べ、
もう1枚は最後にハチミツをかけて
デザートにするのがおすすめだそうです。
以上が、
われわれが出会った「その蕎麦」たちです。
ラーメン屋さんが「蕎麦」を作ると、
こんなふうになるんですね‥‥。
糸井が書いていたように、
「意欲」と「挑戦」で開発されたものだと、
あらためて思いました。
勇気あるユニークさだと思いました。
そしてそれは、ちゃんとおいしいんです。
「蕎麦COMBO」さん、
取材へのご協力をありがとうございました! |