アトリエでうかがったsunuiさん４人のお話は、
ひとつの発言にまとめたかたちで掲載いたします。

「はじめは、レースみたいな感じで、
　と言いながらつくりはじめたデザインなんです。
　でも、つくっているうちにやっぱり
　パンチが足りないような気がしてきて（笑）、
　どんどんこういう元気な感じになっていきました。
　
　シルクスクリーンでプリントした生地の上に
　ぽろぽろと、鮮やかな色を置いていくんですけど、
　なんとなくビギナーズラックみたいなのがあるんです。
　あまり考えず、最初に置いた感じがいちばんいい。
　置いたあとで位置を整えると、
　あれ？　なんか違うってなるんです。
　だから最初にぽろぽろと置いたら、
　『そのまま！　動かさないで！』って（笑）。

　いろいろな布でつくりました。
　タイのチェンマイで買った山岳民族の古い衣装とか、
　ブータンの帯とか。
　そういうはぎれが、もう、まざってしまって
　自分たちにもよくわからなくなっているんですけど、
　それもおもしろいかなと。

　で、最後に、扇子ぜんたいに、
　飛び散ったペンキのつぶつぶを散らしました。
　やっぱり、わたしたちはいつも、
　かわいいとかきれいだけじゃなくて、
　何かひっかかりのある感じにしようと思いながら
　つくっているんですね。
　この扇子は、ちょっとロックに。
　Rockin'Flowerという名前の、ロックな部分は、
　大胆にペンキを飛び散らしているところです。
　ロックだから、黒い扇骨にスターのマーク。
　『かわいいだけじゃ物足りないぜ』という感じ（笑）。

　ジーパンにシャツとか、ラフなスタイルに合いそう。
　逆にワンピースにもかわいいと思うし‥‥。
　いろいろなお洋服に合わせてみてほしいです。」