ミナ ペルホネン・皆川明さんによる、 描きおろしのオリジナルデザインです。 皆川さん自身の手描きの線で組まれた柄は、 かっこよくて、あたたかい雰囲気。 表に縦線、裏面に横線。 光に透かすと、味わいのある格子柄が見えてきます。 男性にも持ってもらうことを意識して、 つくられたそうですよ。 ※販売は終了しました。 |
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皆川明さんには、
メールで質問に答えていただくかたちで、
「透かし格子」のお話をうかがいました。
Q.このタイトルに込めた思いを教えてください。
A.透かし格子。
風を受けて揺らぐ縦シマと横シマが
扇子の表と裏に描かれていて、光に透かすと
格子の柄に見えてくることから名付けました。
扇子の骨組みと対比する、
柔らかな線を描きたかったのです。
Q.昨年に続き、描きおろしの新作で
扇子を作っていただくにあたって、
「今回はこうしよう」という点はありましたか?
A.今年は男性でも持ちやすい柄を
描いてみたいと思っていました。
さらに昔からあるような粋な感じも出したいと思い、
今回の「透かし格子」を思いつきました。
Q.「透かし格子」のデザインコンセプトは?
A.表と裏の景色が違うことと、
その二つが合わさってまた一つの柄を表す、
という遊びのあるデザインにしました。
Q.最終的なデザインに至るまでの経緯を教えてください。
A.糸井さんが使っている景色を想像しながら、
スケッチをしていて思いつきました。
「透かし格子」は、
普段デザインをする時に愛用している
LYRAの太い鉛筆で描きました。
9Bというとても柔らかなもので、かすれを大事に。
Q.ここに注目、というような
デザイン上のポイントがありましたお聞かせください。
A.扇子の中をゆらゆら通り過ぎる風のようなシマを楽しんで、
時には透かして“格子、格子”とニンマリしてください。
Q.どういうお洋服にあう扇子だと思いますか?
A.洋服でも浴衣でも、
心が遊んでるときにピッタリだと思います。