初回の「白いシャツをめぐる旅。」で
たいへんな人気だったピンタックブラウス。
そのフレンチスリーブ版をつくりました。
真夏になると特にシャツは1枚でアウターになりますから、
デザインが前にでるものとして、
より女性らしさを考えてつくられています。
前身ごろのピンタックがウエストまであり、
その下がドレープのようにひろがります。
そのふわりとした印象が、なんともかわいらしく、
大人っぽさとガーリーさが共存したデザインです。
後ろはうんとシンプルですが、
前のピンタックのおかげで、
ウエストがキュッと絞られた印象です。
STAMP AND DIARYの吉川修一さんが
このシャツをつくるイメージのヒントになったのは、
デンマークにある「レ・クリント」という照明器具。
えっ、照明器具?!
(画像検索をしてみてくださいね。)
その照明器具はもともと
真っ白な紙を手で折ってつくられたもので、
たしかにその美しさが、ピンタックにそっくり。
内側からかがやくような印象もぴったりです。
そこに、吉川さんがフランスを訪れたときに出かけた
アンティークマーケットで見た
ヴィンテージのピンタックのシャツの印象が
かさなって、このシャツが生まれました。
衿は、バンドカラー(スタンドカラー)。
これも、パリを歩いていた時に、
すれちがったマダムが着ていたシャツが
あまりにも素敵だったので、
その印象をもとにしているんだそうです。
素材はリネン。なかでも細番手の、上質な糸を探して、
国内で生地を織るところからスタートしています。
細いリネンを密に織るのって、
じつはとてもたいへんで、
たとえば乾燥しすぎた環境ですと
織っているときのテンションで糸が切れるので、
ミストを噴射しながら織ったり、
機械織りであっても
ずっと人が見ていないといけません。
そうしてていねいに、ゆっくり織りあげたこのリネンは、
洗っていくうちに、とてもしなやかになりますし、
けっしてだらしない感じにはなりません。
サイズは、ワンサイズです。
SMLでいうと「ML」にあたります。
胸まわりが100センチありますから、
ちょっとふっくらしたかたでも
着ていただけるサイズだと思いますし、
前ボタンをあけて、羽織るようにしてもいいですよね。
麻 100%
1〜3営業日以内出荷
モデル:藤田陽子(身長 161cm)
バングル¥38,800(税込)(STUDEBAKER/グラストンベリーショールーム)
サンダル¥45,360(税込)(Wanna Maria Fiori/グラストンベリーショールーム)
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