2012-12-19-WED 更新



タラモサラタ


タラコとじゃがいもだから「タラモ」‥‥だと思ってたら、
これちゃんとしたギリシア語なんですね。
そうですタラモはギリシア料理!
冬のパリだと、コンビニでも売ってる人気のペーストです。
ほんとはタラコじゃなくて
スモークしたタラコである「タラマ」を使うんだけど、
さすがにそこまではできなかった。
でもスモーク得意なかたは、ぜひやってみてください。
この基本的なギリシアのレシピは、
「ほぼ日」のフジタに調べてもらいました。
(彼女、ギリシア大好きで何度も行ってるんです。)
「タラモサラダ教えて」って言ったら
「タラモサラタ、ですね?」と言われました。
ダじゃなくてタらしいです。そうか。
ちなみに、ほんとはじゃがいもじゃなく、
食パンをつかうほうがよりギリシア的らしいですが、
今回はじゃがいもでやります。メークイーンかな。
ビネガーのあたりは、武井のアレンジです。
なお、ギリシア的なレシピはもっとレモン汁や
ビネガー、そしてオイルを大量に使います。
さすがに味見をしたら、なじみがなさすぎて
びっくりしちゃったので、アレンジしました。

・じゃがいも‥‥2コ
・たらこ‥‥100グラム
・オリーブオイル‥‥半カップ
・レモン汁‥‥1コ分(味をみながら)
・[オリディランガ]バローロ赤ワインビネガー‥‥大さじ1
・たまねぎ‥‥1/2コ
・水‥‥大さじ2
・オリーブ‥‥あれば

水からじゃがいもを茹でて、
あついうちに皮をむきます。
たまねぎもゆでます。
ギリシアのレシピはおろしたまねぎだったんですが、
たぶん辛さがちがうので、ゆでちゃいます。
たらこをほぐし、
フードプロセッサーにじゃがいも、たまねぎとともに入れ、
オリーブオイル、レモン汁、ビネガー、水を加えながら
ふんわりとまぜればできあがりです。
お皿にのせて、オリーブをぽんと置くのがギリシア風。

[オリディランガ]

バローロ赤ワインビネガー / 200ml 2940円
私は食品フロアが大好きで、
調味料売場以外もうろうろしていますが、
洋特選のコーナー「プラドエピスリー」は
キラキラしていて「目の保養」に行くことが多いです
(手前味噌でスミマセン‥‥)。
そこで教えてもらったのがこの赤ワインビネガー。
イタリアのバローロワインを12ヶ月熟成させた
贅沢なビネガーです。
酸味がしっかりとありますが、
香りもよく上質な口当たりが特徴です。
フタのまわりにシュリンクがついているので、
ソムリエナイフでかっこよく外してください。
怪我しないように!(松田)




ヤンソンさんの誘惑


料理名は「??」となってしまう方も
いらっしゃるかと思いますが、
スウェーデンの宗教家ヤンソンさんが、
厳格なベジタリアンにもかかわらず、
あまりにもおいしそうな見た目と香りに勝てずに
つい食べちゃったとされ、
「ヤンソンさんの誘惑」と名づけられた料理。
そんな誘惑レシピですが、びっくりするぐらい簡単、
というか地道にやれば必ずできる料理です。
今回は土鍋で作ったらとってもステキに焼きあがりました!
なんとなく「ヤンソンさんの誘惑」と言うときに
照れくさい気持ちになるのは、
わたしだけではないと思うんですが‥‥。
私だけでしょうか?

4~5人分
・じゃがいも(きたあかり)‥‥中5個
・たまねぎ‥‥1/2個 薄切りまたは粗みじん切り
・[ISフーズ]国産アンチョビ‥‥1瓶(70g)
・生クリーム(乳脂肪分40%以上のもの)‥‥150~200ml
・塩‥‥適量
・こしょう‥‥適量
・バター‥‥適量
・パン粉‥‥適量

じゃがいもの皮をむいて、水にさらして水気をとり、
細切りにします。
このとき水分をよく取るようにします。
たまねぎも薄切りにして水にさらし、
こちらも水気をよく取ります。
グラタン皿に薄くバターを塗り、じゃがいもを半分敷き、
その上にたまねぎとアンチョビをのせ、
じゃがいもの残り半分ものせます。
上からアンチョビのオイルをかけ、
生クリームを全体の8分目ぐらいになるまで注ぎ、
最後に上からパン粉をかけます。
180度のオーブンで40~50分ぐらい
様子を見ながら焼きます。
焦げ目がつきすぎる場合はアルミホイルをのせましょう。
黒こしょうをふり、盛り付けて、
あつあつのうちに召し上がれ!!

[ISフーズ]

国産アンチョビ / 70g 840円
国産のカタクチイワシを使用したアンチョビ。
オリーブオイル使用のものと
なたね油使用のものとがありますが、
今回は洋食なのでオリーブオイル使用のものを。
生臭さがなく、身がしっかりしてるので
とっても食べやすいです。
このアンチョビ、身がぷりぷりなので、
パスタの具材やブルスケッタ、
サラダのトッピングにしても存在感があります。
キャベツと和えてさっと炒めるだけでも、
すてきなワインのおともが出来上がりますので、
クリスマスや年末、ぜひお試しください。(松田)




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2012-12-18-TUE

 

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