ほぼ日のいい扇子2012
 
荒井良二「水色風琴」4,200円(税込・配送手数料別)

絵本作家・荒井良二さんによる、
まるでふしぎな物語の中に入りこんだような、扇子。
かわいいキンギョやくだものたちは、
布地にプリントされています。
今回のラインナップの中でも
ひときわカラフルで、にぎやかなデザイン。
ながめているだけでもわくわくしてきますね。

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知っておいてほしいこと
 
 

2営業日以降

大きさ:約21cm(扇骨)
    約10cm(扇面)
重さ:25g
材料:竹 布

   
水色風琴について、 荒井良二さんにうかがいました。

 

 

 

 

 

 

(荒井良二さんプロフィール)

「水色風琴(みずいろふうきん)」という名前は、
イメージとしては手風琴、つまりアコーディオンです。
絵の中にも、アコーディオンを描いてますね。
扇子の折りたたまれる部分が、
アコーディオンの蛇腹に似ていると思ったんです。
どちらも、空気をこう、
押し出すような動きがあります。
アコーディオンは空気で音を奏で、
扇子は空気そのものを風にして届ける。
そういうイメージに「水色」という文字をつけて、
涼しげな雰囲気になればいいなぁと。

いつもそうなんですけど、
何を描くかはあまり考えずに描きだすんです。
今回も、描きはじめてから浮かんできたのが、
これらのモチーフでした。
うさぎとか、キンギョとか、ちょうちょとか‥‥。
全体的にはやっぱり、
夏を思いながら描いたんだと思います。

あとは描くときに、
それを使っているシーンのことは考えます。
きれいな扇子って、
見せたいんじゃないかな? と思うんですよ。
もちろん自分で使うものですけど、
自分のためだけじゃなくて、
周囲に見せて、周りの人も涼を感じるというか。
扇子って、そういう役目なんじゃないかな、と。
「涼しさの気配」というか、
扇子はそういうものを持っているような気がします。

それと、そうだ。
この扇子はたたんだときに、
ちょっといいんですよ、ほら。

ずっと開いているわけじゃないでしょ。
たたんで置いてあるときにも
きれいに見えるようにっていうのは、
わりと最初から考えて描きました。
だから、こう、
水色のラインとか、黄色や緑のかたまりとかを
意識的に描いておけば
あとでさりげない模様になるだろう、と。
それは、なかなかうまくいっていると思います。
テーブルにたたんで置いてあると、いい感じ。

今回のラインナップでは、
ぼくの扇子はやっぱり異質です(笑)。
こんな扇子は自分でも見たことがない。
でも、いろいろな場面でポイントになる
夏のあざやかなアイテムになったと思います。
お使いいただいて、
みなさんにそれぞれの
いい景色をつくってもらえるとうれしいです。

ほぼ日のいい扇子2012 ラインナップ
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