なんだか当たり前のことのようですが、
手帳の魅力のひとつが「手書き」ということ。
フォーマットにしばられず自由に書けたり、
書くことで頭の中を整理できたり、
書かれたもの自体に、その人の個性が出たり。
今日はそんな「手書きの良さ」を
あらためて発見させてもらえるような
ふたつの記事をご紹介します。
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こちらは2013年9月の「手で書く手帳展」でおこなった
トークショーを記事にしたものです。
「暮しの手帖」編集長の松浦弥太郎さん、
「BRUTUS」編集長の西田善太さん、糸井重里の3人が
「手で書くこと」の良さを語りました。
パソコンで文字を打つことと手書きの違いや、
松浦弥太郎さんのメモの活用法、
西田善太さんのノートのとりかたなど、
このときならではの「手書き」の話が
いろんな方向から語られていて、読みごたえがあります。
ちなみに、トークのなかで登場する
「土屋耕一さんの絵手紙」とは、こちらのこと。
この土屋さんのスケッチもすばらしいので、
ぜひ合わせてごらんください。 -
青森県に住む94歳(取材当時)の竹浪正造さんが
57年間にわたってつづけてきた絵日記のノートは、
なんと、2300冊以上。
独自の雰囲気が魅力の、その膨大な絵日記の記録は
『はげまして はげまされて』『一生一途に』という
2冊の本にもなっています。
正造さんがそれだけの長期間にわたって
絵日記を続けられている秘密を聞いてみたくて、
ご自宅にお邪魔して、取材をさせてもらいました。
「描くのがたのしいから書いているだけ」と話される
正造さんは、とにかくチャーミングで、
絵日記をはじめたきっかけをたのしく話してくださったり
ほぼ日乗組員がお持ちした「ほぼ日手帳」に
さらさらと似顔絵を描いてくださったり。
手書きの記録の魅力がたっぷり伝わってくる
正造さんのまんが絵日記のお話、どうぞお読みください。