東京・原宿の、神宮前の交差点のすぐ近く。
「ラフォーレ」の向かいのビルの中に、
「カワイイモンスターカフェ」はあります。
増田セバスチャンさんの手がける、
まったくオリジナルな魅力を持つレストランです。
入り口にたどりついただけで、さっそく
じぶんがどこにいるのか、
わからなくなるような感覚があります。
中へ入るとそこは、別世界。
たくさんのくちびるが並んでいたり。
哺乳瓶が数多く吊るされていたり。
光るクラゲがいたり。
キノコの森があったり。
なんだか、誰かの夢の中に迷い込んだかのよう。
ただ「かわいい」というひとことでは言い表せない、
ふしぎな魅力に満ち満ちた場所です。
店の中を、スタッフのかたに混じって歩く
ひときわ目立つ格好をした女の子たちは、
この店のアイコン「モンスターガール」。
それぞれに、このカフェのことを教えてくれたり、
一緒に写真にうつってくれたりします。
また、訪れる人々が衝撃を受けるのが、
その個性的すぎるオリジナルフードの数々。
まったく味の想像がつかない強烈な見た目のパスタに‥‥
見事に毒々しい印象の、カラフルなデザート。
「着色は天然由来で、味もすごくおいしいんです」と
スタッフのかたは説明してくださいますが、
食べると、その色彩に酔ったようになり、
食べものでいまだ感じたことのない気分を味わいます。
「カワイイモンスターカフェ」のオープンは
2015年8月1日。
この原宿の新しい名所のニュースは、
いろんな人のSNSやファッション関係のサイトなどで、
衝撃とともに語られることとなりました。
そして、オープンの数日後。
このカフェのことを知って興味を持った糸井重里が、
「ほぼ日」の乗組員たちといっしょに訪れました。
モンスターガールのお姉さんたちと
写真を撮らせてもらったり、
ふしぎな色の食べ物を味わったり‥‥。
このとき糸井重里が、訪れたこの店に衝撃を受け、
「ここを作った人にお会いしてみたい!」
と思ったことが、今回の対談のきっかけになりました。
糸井がお店を訪れた日から、約2ヶ月後。
同じくこちらの「カワイイモンスターカフェ」で、
アートディレクターの増田セバスチャンさんと
糸井重里が対談をしました。
(この日は奥にある、お店の音が入らない
特別な部屋を使わせてもらいました)
こちらが、増田セバスチャンさん。
そして、糸井重里。
まったく遠い世界で暮らしているかにも見える
ふたりの会話は、初対面にもかかわらず、
大いに盛り上がりました。
糸井重里は、このときのことを
ツイッターでこんなふうにつぶやいています。
そして増田さんも。
また糸井重里は、翌日の「今日のダーリン」で
増田さんと過ごした時間のことを、こう書きました。
「増田セバスチャン」さんに会いました。
もともとは、偶然のように
彼がアートディレクションしている
「KAWAII MONSTER CAFE」に行って、
これつくった人に会いたいなぁと思ったのがきっかけ。
ぼくが日頃馴れしたしんでいる世界とは、
ずいぶんちがうようなのですが、実はかなり‥‥
ぐるっと一回りして近いところにいるような感じで、
ほんとにおもしろかったです。
「TOBICHI」に色彩あふれるKAWAIIの世界が
やってくることになるかもしれませんよ。
そのときの対談の様子を、
来週21日(月)からご紹介します。
増田セバスチャンさんのことを
すでに知っていたかたも、今回知ったかたも、ぜひ。
どうぞ、おたのしみに。
2015-12-18-FRI