「書く」って、なんだろう?
紙とペンがあればできる
シンプルな行為でありながら、
無数の可能性を秘めている。
「ほぼ日手帳マガジン」で
去年、多くのかたに読まれた
人気コンテンツがかえってきました。
日常的に「書く」ことと
深い関わりをお持ちのみなさん、
「書く」ってどんな行為ですか?
書くってなんだ?
飯間浩明さん(1)
私の手で書いた文字は、
私以外には書けません。
国語辞典編纂者の飯間浩明さんは、
辞書に載せる言葉の例を集めるために、
テレビやインターネット、街歩きなどで
つねに言葉や事象を観察しています。
ふとした時に気になる言葉と遭遇したら、
忘れないように手元の紙に鉛筆でメモ。
Twitterへの投稿や講演会では、
あえて手書きの文字を添えることで、
自分の意見であることを明確にしています。
「書く」ことが何を意味しているのか、
言葉の専門家の視点で考えていただきました。
プロフィール飯間浩明Hiroaki Iima
国語辞典編纂者。
1967(昭和42)年、香川県生れ。
早稲田大学第一文学部卒。
同大学院博士課程単位取得。
『三省堂国語辞典』編集委員。
新聞・雑誌・書籍・インターネット・
街の中など、あらゆる所から
現代語の用例を採集する日々を送る。
著書に『辞書を編む』
『ことばハンター』
『つまずきやすい日本語』
『日本語をつかまえろ!』など。
「言葉をずっと、観察している。」
Twitter@IIMA_Hiroaki