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お菓子の手作りキットです。
これはバレンタイン用。
材料が計ってあって
ラッピングも入ってます。 |
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「何分でできます」「ボール1個でできます」
親切に書いてあって、
これは、かゆいところに手が‥‥ |
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いや、まだまだ届いてないです、本当に。
やっとここまでできるようになったというのが
ぼくの実感です。
こういうキットはまだ3年目ですし、
直営店以外の場所、
つまりロフトさんやハンズさんで
キットを扱っていただくようになったのは
前回のバレンタインからなので、まだ2年目です。 |
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「どうして自分が考えなかったんだろう」
というタイプのことが、
クオカの中にはあるからです。
「ああーっ!」と思うんですけど(笑)。 |
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だけど、とってもうれしいんです。
クオカのビジネスの話は
いろんなところで拝見しますが、
ひさびさに、おもしろいですね。 |
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斎藤さんとは、
いろどりの横石さんとの
トークイベントで知り合ったんですが、
徳島のご出身で、今も拠点は徳島なんですか?
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今はほとんど東京にいます。
ぼくは、大学入学で東京に出てきて、
そのまま十数年間、東京で働きました。
徳島に戻ったのは1995年。
父の会社に入るためでした。
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14年前ですね。
「父の会社」は、
「クオカ」ではないですよね? |
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斎藤徳蔵でした(笑)。
明治5年、1872年創業の、
砂糖卸業の問屋で。
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甘いものが飛ぶように売れた、
そんな時代だったんでしょう。 |
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カッコいいですねぇ。
では、家業を継ぐ前に話を戻すことにして‥‥
齋藤さんは、徳島から東京に出てきて
大学で何を勉強なさったんですか?
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卒業まで5年かかって、しかも
卒業保留で卒業式に出られなくて
卒業式の1週間後に卒業証書をもらった、
そういう学生でした。
一応は商学部だったんですが‥‥ |
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いいえ、行きました。
卒業して、最初は
CMの制作会社に入ったんです。
5人くらいのちっちゃな会社でした。
そのあと、制作会社を3年間で3つ、
渡り歩きました。
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いまはおかし屋さんですから、
意外といえば意外な展開ですね。
ディレクターをやってたんですか? |
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ディレクターもやりましたが、
大学を出たのが遅かったこともあって
プロデューサーをやることになりました。
人手が足りなくて、
まあ、顔も老けてたんで(笑)。
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ま、プロデューサーというのは
年齢がものをいう一面がありますから、
顔が向いていた、と(笑)。 |
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ということは、きっと
お金についての修業は、
そのときに経験なさったんですね。 |
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(つづきます) |