「書く」って、なんだろう?
紙とペンがあればできる
シンプルな行為でありながら、
無数の可能性を秘めている。
「ほぼ日手帳マガジン」で
去年、多くのかたに読まれた
人気コンテンツがかえってきました。
日常的に「書く」ことと
深い関わりをお持ちのみなさん、
「書く」ってどんな行為ですか?
書くってなんだ?
鈴木康広さん(1)
偶然を生み出す、数百冊のノート。
空に透明の大きな人の形がふわりと浮かぶ、
「空気の人」。
ファスナーの形をした船が水の上を走ると、
その軌跡がまるで“開いた”ように見える
「ファスナーの船」。
アーティスト・鈴木康広さんの作品は、
どれも発見と美しさをはらんでいます。
いつもの景色がぐっと魅力的になるような
それらの作品群は、
シンプルなタッチで描かれたイラストから
生まれています。
展覧会では、鈴木さん手書きのマップや
解説が置かれることもしばしば。
そんな鈴木さんにとっての
「書く」って?
プロフィール鈴木康広Yasuhiro Suzuki
1979年、静岡県生まれ。
2001年、東京造形大学デザイン学科を卒業。
日常を独自の視点で捉え直し、
新たな見方、捉え方を投げかける作品を
多数生み出している。
代表作に「まばたきの葉」「ファスナーの船」など。
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科准教授、
東京大学先端科学技術研究センター客員研究委員。
作品集『まばたきとはばたき』『近所の地球』
(ともに青幻舎)、絵本『ぼくのにゃんた』
『りんごとけんだま』(ブロンズ新社)を刊行。
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