今日のダーリン

・大阪にたこ焼きを食べに行ったせいで、
 なにかを「食べに行く」ということについて思い出した。
 ぼくは、じぶんで思うにはかなり出不精な男で、
 どこかに出かけるだとか、なにか動くことについては、
 ほんとうに腰が重いのである。
 筋金入りの出不精というほどではない、軽いのだ。
 それでも、絶対に、行動的な人間ではない。
 だが、なにか「食べに行こう」ということになると、
 急に立ち上がって動き出すことがある。

 そういえば、「逃げるしかなかった。vol.002」
 登場してくれたカツセマサヒコさんの書いた記事で、
 JR線町田のカツカレーの店のことがあって、
 それに強い刺激を受けたんだろうな、
 夢のなかの人みたいにふらふらと電車に乗り、
 行列に並んで食べたこともあった。
 
 先日の「笠井さんが老人ホームに入った。」
 笠井さんの地元のラーメン屋さんのことを知って、
 会社帰りの笠井さんと通勤電車に乗って、
 千葉の松戸まで行ったこともあった。
 
 とんかつについては、人がおいしいと言ってる店には、
 「いつか行こう」と、まずは思うのだけれど、
 その「いつか」が、「いまだ」となることも多い。
 「いつか」が一生来ないかもしれないと思うと、
 いても立ってもいられなくなるのだ。
 
 いわゆるグルメの方々の行動力とは、ちょっとちがう。
 本気であれこれ食べたいという場合には、
 ずいぶん前から予定を組んでおく必要もあるしね。
 そうじゃなくて、「夢のなかの人みたいにふらふら」
 という無闇な感じが好きなのかもしれない。
 ものぐさなくせに、出不精なくせに、ふらふら。
 
 今日は、ジムのトレーナーから聞いた
 香川の「ともだちのお父さんの店」のうどんだなぁ。
 これは、ふらふら電車に乗るわけには行かないけれどね。
 いつか、ある日「いまだ」となるかもしれない。
 やっぱり身体全体が求めることって、強いよな。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「人を行動的にするもの」が「推し」ってやつなのかも~。