このシャツは「Scye」(サイ)がもう10年以上、
素材や色、かたち(袖や丈の長さなど)を変えて
発表しつづけてきたものです。
昨年「白いシャツをめぐる旅。」では
白のハーフスリーブを入荷、
とても人気の高かったアイテムを、
ことし、ロングスリーブでつくりました。
人間の身体の構造や動き方に則して
独自のパターンやカッティングをほどこし、
吟味された素材を使うのが「Scye」の服の特徴。
感覚的で表層的なデザインを優先させるのではなく
どんな細部のつくりにも
「理由がある」ことを大事にしています。
着心地よく、動きやすいのですけれど、
だからといって実用だけに則したような堅苦しさはなく、
むしろ私たちの目にはシンプルに
「うつくしさ」として映えます。
ハンガーにかけているときよりも、
着たときのほうが、さらにうつくしい。
そして鏡にうつして前から見たときだけでなく、
その人が自分では見ることができない
「後ろ姿」まできれいなんです。
高密度に織ったリネンを使い、
キャップショルダーの切り替え位置から
等間隔に取ったタックで、
身頃のボリュームあるシルエットが形づくられています。
なんと手作業でおよそ160本のタックをつまんでいるという、
手間のかかる工程を経てつくられています。
ですから、シャツ1枚で着用しても
じゅうぶんな存在感が。
また、ケアのしやすい点も魅力です。
服の素材と共布のくるみボタン、
襟は自然な感じのバンドカラーでカジュアル。
かと思いきや、芯を入れた、メンズライクで
しっかりとしたカフスがついているなど、
要所要所にテーラリングの技術が生きていることが、
Scyeの服を「甘すぎない」テイストに仕上げています。
メイド・イン・ジャパンをモットーに、
このシャツも国内で縫製。
高齢化にともない、いい職人さんが減っているので、
いま、このシャツがつくれるのは
国内に数ヶ所しかないそうですよ。
ちなみに「Scye」は、
デザイナーの日高久代さんと
パタンナーの宮原秀晃さんによるチーム。
ブランド名の由来は、
「袖ぐり」や「鎌」という意味の
テーラー用語から名づけられています。
麻100%
2019年4月24日(水)
午前11時より数量限定販売
※なくなり次第、販売を終了いたします。
1〜3営業日以内出荷
モデル:Sakura Maya Michiki(身長167cm)
リネンのタックブラウス(ロングスリーブ・ホワイト)(38)
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