ひとりでビルを建てる男。 岡啓輔さんの、 手づくりビルができるまで。 |
「都内に小さな土地を買い、地下1階地上4階の家を 2〜3年かけてセルフビルドで作ります。 鉄筋コンクリート造で、完成形は決定しておらず 現場で即興的にデザインしてゆきます。 岡啓輔39歳、セルフビルダー、一級建築士」 そんなメールが「ほぼ日」に届いたのは2005年のことでした。 「SDレビュー」という建築のコンテストで “藤森照信賞”を受賞したこのとんでもない計画、 ほんとうに、本人の労力と、 たまに来てくれるともだちの手伝いだけを頼りに、 「自分でビルを建ててしまおう」というものなんだそうです。 建築の世界でも注目されているというこの冒険を、 竣工予定の2009年まで、 「ほぼ日」で追いかけてゆくことにしました。 なお、レポート担当は、建築ジャーナリストの 磯達雄(いそ・たつお)さんです。 なにが起こるかわからないけど、がんばれ岡さん! |
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■ここが一番、安全 3月11日、岡さんは手伝いに来ていた学生といっしょに、 隣のマンションからは、 「それはもう怖かった。 強気なところを見せたものの、 しかし、一本のひびも入りません。 ■伝統的な材料での建築復興を 地震の後、工事を手伝っている大勢の仲間が しかし仕事をしながらも、 岡さんが考えるのは、 「でも現実的には、復興を早く進めたいという理由から、 ■200年残る建築とは 今回の震災で明らかになったのは、 岡さんは、蟻鱒鳶ルを 岡さんがふと思い出したのは、 具体的にどういう点がいいのか、と聞き返すと、 「イヤハヤ、ひどい世界に突入したものです」
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岡さんのプロフィール 磯さんのプロフィール |
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