（ふたりはライトのあたる場所で撮影中。
カメラにむかいながら雑談をしています。
第１回目の今回は、そのもようをおとどけします。）
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カメラ
マン |
ではまいりましょう。
もう気持ち、ちょっとお互いに
詰めてもらっていいですか？
あ、姫、くっつきすぎ。
ＯＫ。じゃあ、まず正面です。 |
| 中島 |
正面？
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| 糸井 |
なにか婚活の
パンフレットみたいな感じだね（笑）。
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| 中島 |
いいね、いいね。
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| 糸井 |
「ぼくでもやり直せます。」（笑）
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| 中島 |
「まだまださ、これからさ。独身だ。」（笑）
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| 糸井 |
言うねぇ。
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| 中島 |
「希望だけはたんまりさ。」（笑）
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| 糸井 |
ためてきた希望がね。
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| 中島 |
そうよ、累積してるんだから。
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| 糸井 |
無謀な累積。そして貸し渋り。
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| 中島 |
おー、いいねぇ。
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| 糸井 |
本当に俺らぐらいの歳の
婚活の相談所があったら、
きっと、人は、行くと思うね。
もう一回やり直したいっていう人、
いっぱいいると思うな。
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| 中島 |
本屋さんで本を買うと、
中に婚活のチラシが入ってません？
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| 糸井 |
入ってますね。
あれ、若い方用のですよね。
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| 中島 |
相手見て入れてるのかなーって、
いつも思うんですよ。
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| 糸井 |
お気になさらないで（笑）。
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| 中島 |
すごい気にするんですよ、あれ。
「また今日も入ってる、
そう見えるんだ、フーン」みたいな（笑）。
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| 糸井 |
（笑）。
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カメラ
マン |
（撮影をつづける）
よーし、はい。そういう感じで、はい。
（カシャーッ）
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| 糸井 |
きょうのそういう
お派手な衣装っていうのは、
お話し合いがあるんですか？
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| 中島 |
お話し合いもありますけれども、
ほとんどお任せです。
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| 糸井 |
いやー、新鮮。
歌い手としての形式では
なかったでしょう、このような衣装は。
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| 中島 |
なかったですね。
私も新鮮です。
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| 糸井 |
髪形は？
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| 中島 |
メイクさんにお任せです。
私、すべてお任せです。
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| 糸井 |
そうなんですか。
今回ちょっとウキウキさせるようなね。
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| 中島 |
なんかウキウキしますね。
だいたい着るものは北海道だから。
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| 糸井 |
え、北海道にいらっしゃることが
あるんですか、今も。
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| 中島 |
親戚がいるんで行きますよ。
冬物を買います。
本気で寒いときのものを買うなら、
北海道に行って。
本当にどさん子です。
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| 糸井 |
ほう！
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| 中島 |
東京でコートを探すと、
見た目は温かそうだけれども、
ファッションが先で、
実際あまり温かくない。
北海道で買うのは、
実際温かいわっていう、
しかも手ごろなお値段で。
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| 糸井 |
普段どういうスタイルで
いらっしゃるんですか？
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| 中島 |
普段はＴシャツにジーンズですけどね。
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| 糸井 |
ロックミュージシャンみたいな。
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| 中島 |
エリック・クラプトンみたいなって
言っておきましょうか。
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| 糸井 |
そうか、みゆきさん、
普段はバンドマンみたいなんだ。
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| 中島 |
そっち系。
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| 糸井 |
そっち系なんだね。
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| 中島 |
ツアーをやったり、
「夜会」の楽屋だったり、
みんなほとんど同じ格好してますでしょう、
スタッフも、ミュージシャン達も。
舞台に出るときだけは着替えるけど、
あのまんま、あのまんまよ。
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| 糸井 |
てことは、気付かれなかったりする？
歩いていても。
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| 中島 |
黙ってればわからない。
笑うとわかっちゃう。
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| 糸井 |
声ですね。
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カメラ
マン |
ＯＫ、撮れました。
ありがとうございました。
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| みゆき |
終わりました？
それじゃ、お話しする前に
着替えてきますね。
（と、すぐにヒールを脱ぐ）
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| 糸井 |
ありゃ、すごい勢いで
スリッパになっちゃった。
お待ちしてます。
（次回、対談本番スタート。おたのしみに！） |
