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この本の紹介の連載、
自由に好きなときに紹介しているほうが
気持ちいいので、
休載させてもらうことにしました。
本だとか、映画だとか、紹介したくなったらする、
ということで行きますので、よろしくね。
本田宗一郎さんのこの本、
明らかに前にも読んだんですよ。
そのときも、おもしろいなぁと思ったんです。
なにせ、「町工場から世界のホンダへ」の大元締めです。
自由で奔放な発言を読んでいるだけで、
愉快痛快に決まってるじゃありませんか。
しかし、いまさら、いまごろ、いまになって、
たまたま「YouTube」で
本田さんの短いインタビューとかを見てね。
あんまりおもしろかったんで、この本、
あらためて買って読み出したんです。
そしたら、昔におもしろいと思ったのと、
まったくおもしろさがちがっているんですねぇ。
おもしろい「お話をしている」
‥‥わけじゃなかったんです。
「ほんとのことを話してる」ものだったんです。
いやぁ、すごいですよ。
ものごとの真の髄のところを、
ひょいっとつかみ出して見せてくれる。
おそらく、なんどもなんども
考えたことだったんだろうな。
ことばって、こんなふうに使ったら、
そのままその人の血液ですよ。
ありがとうございました、と、
感謝しながら、読ませてもらいました。
1960年代の本なのですが、
まったく社会って、そのころのぼんくらのままです。
だから、いまも、びんびんに響いてきます。
こんな話を、400円出せば買えちゃうんだもんなぁ。
農家が種苗を買うようなものだよなぁ。 |
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