前回、京おとこさんから、
奈良を旅するための新しいアプリ
「奈良こよみ/72 Seasons Nara」のリリースについての
ご案内をいただきました。
今回は、わたくしあずま女が、このアプリの内容について
ちっとご説明させていただきますね。
まず、このアプリ、
正式には「奈良こよみ/72 Season Nara」と申します。
なんと、すべてのコンテンツが
日本語と英語のバイリンガルでできています。
「京都にはもう行き飽きたし、
やっぱりお隣の奈良が味わいあってシブいよねー」
などとおっしゃる、
ハイエンドな外国人観光客が
今後ますます増えるに違いない。
そういった方々にもご満足いただけるような
旅アプリを目指したからです。
アプリ内のボタンで
簡単に言語切り替えができますので、
日本の人も、外国からのお客様を
奈良に案内したりするときに使えてとても便利ですよ!
では、さっそく、コンテンツについてご紹介していきましょう。
まずアプリを起動しますと……
トップページは、
その日の「七十二候」についての解説です。
これは「くらしのこよみ」姉妹アプリなので、
ここのコンテンツは、やはり七十二候に添って、
ほぼ5日ごとに更新されていきます。
ちなみに、このアプリ、
タテにずーっとスクロールして
読み進めるかたちになっています。
ですので、そのまま下にスクロールしていくと……
いきなり山伏さんたちが登場しました。
ほぼ5日ごとに訪れるアプリ更新のたびに、
ちょっとだけ先の時期の
奈良の魅力をお知らせしていくコーナーです。
写真は、御所市というところで
毎年11月半ばにおこなわれているお祭りのご紹介。
江戸時代の町並が残るなかを、
おおぜいの山伏がホラ貝を吹きながら練り歩く。
これは滅多にお目にかかれない光景です。
外国のお客人にもきっとお喜びいただけることでしょう。
さて、その下をずっとスクロールしていくと……
ついでに足をのばしてみたい、
おまけスポットの情報です。
なにせこのコーナー、
1年で72回もあります。
ぜひ行っていただきたいスポット、
見てみたい行事などを、どしどしご紹介していきます。
ありきたりの観光情報ではない、
深〜く、マニアックな奈良を掘り越していこう、
そんな気持ちで制作に取り組んでおります!
さて、つづきまして、
もうひとつのメインコンテンツのご紹介です。
画面下の方にある
紫色のボタンをタップしてみましょう。
すると……
こんな感じで、春・夏・秋・冬の
旅情報の入り口があらわれます。
「冬の旅」をタップしてみます。
奈良の冬の魅力を、ディープに、
そして精神性高く愉しむ旅を
ご提案するコンテンツの登場です。
各季節の中はさらに、
こんなふうに4つのテーマに分かれています。
「神様の森を訪ねる」
「躍動的な力と智慧を授かる」……、
なんとも格調高そうですね(笑)。
それぞれのテーマの中は、こんなふうに……
冬の夜空を染める火の行事や、
厳寒の中で神仏へささげられる祈り。
はたまた、
日本史の舞台・吉野山の温泉で
身も心もあったまる鍋料理……。
硬軟とりまぜて、
さまざまな冬の奈良の顔をご紹介しています。
ボリューム的には、
だいたい、1泊程度のご予定で
行っていただけるようなコースを
ご提案しております。
ちなみに、ちょっと季節は逆行しますが、
「秋の旅」ではこんな情報も……
農業がさかんな奈良県は、実りの秋も豊かです。
柿、梨、ブドウ……。
あちこちでカラフルに実った果物狩りが楽しめます。
そんな、お腹にうれしい情報もあれば……
空気も冷え冷えと張り詰めた晩秋の明け方、
神秘的な光とともに広がる雲海を見にいこう、
などという
ちょっと旅の上級者向けのご提案まで。
以上、ざっとではございますが、
アプリの中をご紹介いたしました。
ひとことでいえば、
七十二候にそって72回更新されるトップページは、
「来週あたり、
ちょっと日帰りで奈良に行ってみようかな」
という方にオススメの、リアルタイムな旅情報。
四季の旅メニューは、
「泊まりがけで、いままで知らなかった奈良を
じっくり味わいたい」という方のご参考に。
という、使い勝手のよいアプリでございます。
あ、最後になりましたが、
アプリご紹介ついでに、
ぜひひとこと言わせてください!
多くの方にとって、「奈良」といえば、
「奈良盆地」のイメージが強いのではないでしょうか。
広大な野っぱらに忽然と現れる平城宮跡、
ゆるやかな稜線を描く大和三山、
大仏さんのお膝元で無邪気にたわむれる仔鹿たち……。
でも、奈良って、
地図を見ていただくとおわかりかと思うのですが、
県の南半分は、ほぼ山岳地帯(!)
ゆえに、古来、修験道のメッカであり、
ラフティングやケイビングなど
ネイチャートラベルに最適のスポットも多数。
山あり谷ありの地形ならではの、
ひじょうにワイルドな顔を持っているんです。
これだけ幅広い愉しみを備えた奈良を満喫するには、
「京都のついでに日帰り」じゃあ、
ほんとうにもったいない!
ぜひとも、泊まりがけで行くことをオススメいたします。
ついでにいえば、私のような関東モンにとっては、
おなじ古都でも、気高い京都は、
うかつなことをするとすぐに叱られそうで、
じつはちょっと怖い存在なのですが、
奈良は大仏さんのようにおおらかに、心広く迎えてくれそう……。
そんな安心感があります。
ぜひ、旅のおともにこのアプリをダウンロードして、
四季折々の奈良をおたのしみください!
あ、そして、このアプリ、なんと無料です!!
2016-10-26-WED |