(9月28日)
・もうずいぶん小さかったころ、
友達と二人で道端で泥団子をつくっていました。
つくっているうちにどんどんおいしそうに見えてきて、
しっかり口にいれてしまいました。
泥の味しかしないうえに
じゃりじゃりとした感触が不愉快でショックでした。
向かいで見ていたらしい
近所のおばさんが飛び出してきて、
口をゆすいでくれました。
それ以来二度と泥は食べませんでした。
小学校のころおそろしくいい香りの
消しゴムを買ってもらいました。
それはそれは甘い香りで、
アメちゃん(と言っていた)のようでした。
思わず少しかじって、やっぱり裏切られました。
あのがっかりした気持ちは
小さなことではあったものの
心のどこかにしつこく残っています。
(なつ)
・小さい頃、
小学校に上がると「勉強」をしなければならず、
はたして自分は頭がいいほうなのか悪いのか、
難しくてついていけなかったらどうしよう、
とおちこぼれた自分を想像して悲嘆にくれていました。
実際は保育園でひらがなカタカナ等を習っており、
あいうえおの読み書きから始まったので
拍子抜けした覚えがあります。
その油断が、大人になった今に投影されています…
(Sawa)
・小学校の頃、同じ学年に
「天然記念物」というあだ名の女の子がいた。
理由は、その類まれなキャラが
天然記念物並みに貴重だから。
しばらくして彼女のあだ名はちがうものに変更されたが
あまりに彼女にマッチしていた
このあだ名が忘れられない……。
(しー子)
・初めてメールします。
私は今現役中学二年生で、
仇名が「おばちゃん」というんです。
すると先日、教育指導の面接で担任の先生に
「私、姪っ子に『おばちゃん』と呼ばれているから
アナタにとっても親近感持っちゃうわ〜」
と言われました。
…先生、アナタのそれは必然です!!!
(匿名希望)
・わたしの実家の隣の団地の1階部分には
赤・黄色・黒のレンガが敷き詰められています。
その中の黄色のレンガを踏むと
20歳で死ぬといううわさが
まことしやかにささやかれていました。
学校の帰りや遊んでいる時、
はたまた習い事に行く時など、
その場所を通らなければならない時は
黄色のレンガを踏まないように
飛び跳ねながら通っていました。
今思えば「ばっかだなぁ〜」と思うのですが、
20歳では死にたくないのでまさに命がけでした。
いまだに根拠は不明のままです。
(ワン)
・6〜7才くらいの時です。
ティッシュペーパーを小さく丸めて
セロテープでつなぎ合わせ、
人形を作るのに弟とハマっていました。
二人でその人形を使って
ミニ人形劇を繰り広げていましたが
「いろんなひとに見せたい!」と思い
「にんぎょうげき みにきてね たのしいよ」などと
画用紙とクレヨンで広告を作って
近所のバス停の看板に張り出しました。無許可で。
早くお客さんが来ないかと
ワクワクして待っていたのですが、
日時も場所も書いてなかったので当然誰も来ず。
次の日見に行ったら、
広告はむなしく地面に捨てられていました。
(おはぎ)
・兄と二人で家にいるとき、
よく謎の液体を作っていました。
醤油や水糊、各種洗剤、七味、、、
目に付いたありとあらゆるアイテムを
混ぜ合わせて、どろどろした
気持ち悪いモノを作っていました。
今考えると、有毒ガスとか
発生しなくてほんとに良かったです。
そして、どうやってそれらを
処分していたのか全く覚えていないのですが、
おそらく普通に流しに捨てていたのだと思います。
糊とか入ってるのに水道管は大丈夫だったのか、
今更ながらちょっと心配です。
(匿名希望)
・先日、好きな童謡な何かという
アンケートを取ったら
「赤とんぼ」が第一位だったというニュースを見て
思い出しました。
「♪夕焼け小焼けの赤とんぼ
(背中に)負われてみたのはいつの日か」
これを私は、
「追われてみたのはいつの日か」
だと解釈していました。
つまり、これは赤とんぼ自身の視点で
歌われた歌で、赤とんぼがまだ幼かった頃、
スリルを求めて
人間の前にわざわざ出ていって追っかけられては
逃げるという遊びをしていたのが、
捕らえられる仲間などを見て
次第にそのリスクを悟り、遊びを卒業して
オトナになった……。
赤とんぼが浅はかだった
自分の若かりし日を振りかえって歌っている、
そんな歌だと思っていました。
(匿名希望)
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(ミニコメント)
赤とんぼ、視点によっては
えらくオトナっぽい歌になるんですね!
その視点そのものが、ガキなんですけど……。
子どもならではの強迫観念は、
洞窟で暗闇を脅えるからこそ芸術が発展したという
人類初期のころにも似ていますね。
どれも、つい、ほほえましく読んでしまいます。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
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