もしもこの関係を
マンガのなかのものとして読んでいたら、
ページをめくりながら
「いずれつき合っちゃうな、このふたりは」と
野次馬的に思っちゃうでしょう。

まだばりばり二十代のふたり。
くちずさみ世代の目線から言えば、
まだまだなにがあるかわかんないよ？
と、たいへん大きなお世話ですが、思いました。

あと、世代の話でついでにいえば、
高校時代の、男女間における、
恋だか友情だかっていう
うれしく、はずしく、
きらきらした関係において、
「そこにメールというツールが存在する」
っていうことを、
わしらは経験したことがないんじゃよ、じつは。
なんちゅうか、それはたいへん
うらやましいこっちゃのう、みなの衆。

ああ〜、そりゃぁ、うらやましいこっちゃ。
魔法の道具じゃよ、それは。
いつでも、つながれるんじゃからのぅ。
‥‥でものぅ、それと同時に、
気になる人からいつ連絡がくるかわからないものが、
身近にあるっていうのは、これ、
とんでもなく気が気じゃないんじゃないかのぅ。
わしが若い頃にこんなのがあったら、
わしは四六時中、画面を眺めとる気がするぞい。
いいことも多いけど、
イーメイルやらラインのおかげで、いまの若い人たちは
案外たいへんじゃないのかな？　思っとります。

それはそれとして、
すてきな投稿でした。
以前ここで「成就するだけが恋ではない」
という話題になりましたが、
これもまさしくそうだなぁ、と。
石ころのような後悔がころりんと
残っているからこその、ロマンスだと思います。
「思い通りにいかないとき」とか、
「気持ちがくすぶっているとき」、
恋というものは、すごく「恋らしい」気がします。

いまの恋愛では
ラブレターなんてないのかのぅ。
ないんじゃろうなぁ。
返事を待ちつつ、勉強や部活に燃える日々を送って
燃えすぎて忘れてしまう、などということも
ないのかのぅ。
メールや携帯があると、アタックしほうだいじゃのぅ。
なんと平等な世の中じゃ。
だから若い衆は、たくさん恋愛するといいと思う。
チャンスがいっぱいあるんじゃからの。

スピッツの『楓』がイメージの彼、
すごくステキなんでしょうね。
相性いい人って、そうそう見つからないですから
大事にしたいですよねー。

わしゃー、あれじゃ、
好いてくれるなら、とりあえずウェルカムじゃ！
カモーン、ＯＫじゃ！
で、ダメじゃったらダメでしょうがなかろう。
そんときはグッバイマイラブじゃ。

それにしても気持ちを伝えるのが上手な男じゃな。
そして、ちゃんと好かれるようにふるまっとる。
「あれ？　好きって言ってないのにわかったの？」
「いつもそうやってふらっとどっかいくよね」
なんて、もう満点じゃよ！

‥‥それはそれとして、
受け止められない、という気持ちも
やっぱり恋のなかの、
ひとつの形なんだなあって思いました。
そこはきっとゆずれなかった部分。
あとになって後悔したとしても、
そのときの判断は、やっぱり真剣、
いのちがけでしていたんだと思いますよ。
だから、しょーがない。
そんな大事なともだちができたってことは
とても素敵なことですよね。
年に３回のメール、いいと思います。

きょうは雨かな晴れかな曇りかな。
どんな天気でも、空はつながってる。
よい週末をおすごしください！